2014/12/26

焼き林檎とゴッホとアルヴォ・ペルト









寒さで出不精になりがちなので、少しお出かけしよう、と心がけはじめる。今日は
橙灯)へ行ってみる。9月に初物を食べた焼き林檎・[年内&今季]の食べ納め。
紅玉は季節が短く、酸味の少ない他の林檎ではこの美味しさは出ないのだとか。 




注文が出てくるまでの間、窓の外の車の音「ブオー」、かちゃかちゃお皿の音、
レンジの音→「チーン」など混ざりあっていいなあ、と聞き惚れてたんだけど、
そして出できたカフェオレの湯気の、たおやかな動きも綺麗だったんだけど、 
それを動画で撮るには容量たりないよ、と端末が言う。文字で書きとめとくよ。





皮はナイフをいれるとパシッと手応えがある。はらり。もぐもぐ。
パシッ。はらり。もぐもぐ。生クリームどっちゃりのケーキよりも
果実を食べている感じだとか、あたたかさだとか、いいよねえ。 





欧州旅日記はもう終わったのだけれど、飛行機の機内誌(Holland Herald)に   
載っていたゴッホのこの一言を思い出してた。"いい仕事をするには、よく食べ、  
静かにコーヒーを飲む時間が必要"なんだよ。そうそう。ゴッホ分かってる。    



余談ですが:


店主と話している時、作曲家のArvo Pärtの話になった。「どう発音するか、わかんないんだ
けど」…と。あとで調べたらアルヴォ・ペルトと読むようでした。ブログを書くとき然り、
伝えるための調べものはけっこう面白い。その「無駄足」の重なりが、ひょんなところで 
(自分の中での回路や、人との会話で)つながって、ひろがったりもする。ついでに動画を 
あれこれ見ていて気に入った曲/演奏は、これでした。冬の夜に似合う気がします。明日は
東京都心でも最低気温がマイナス1℃になるそうです。昨日から、夜に拍子木を打ち鳴らし
ながら「火の用〜心」と呼びかける巡回が始まりました。初日は明らかにてんでバラバラで
微笑ましい感じだったのですが、今夜は「火の〜用心」、と伸ばす部分が微妙にかわって、
初回よりも調子が合っているようでした。お寒い中、ご苦労さまです、ありがとう。   









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