2015/06/17

長いお散歩:神楽坂→ 市ヶ谷→ 九段下







UFO(キャッチャー)にサラワレルのを待つクマ




神楽坂で、岩手を拠点に活動をしている田代淳さんの個展があり、出かけて
きました。着ていった青いワンピースに合うなあ、と、金色に輝く真鍮箔の
ブローチを手に入れました。ブログ(上のリンク)にも、その写真が。  
会場はjokogumo(よこぐも)の姉妹店というか別棟?の、うえぐも。   

よこぐも店主が編集した「行ってみたいトコロ、盛岡」は、ちょうど私が 
初めて盛岡に行く直前に、手に入れ、そのときに田代さんともほんの挨拶 
程度にですが、初めましてをしていたのですが、今日はしばし立ち話。  

うるし塗りも、下地の塗りをする人、仕上げの塗りをする人とが別:分業が
一般的ななか、田代さんは一人で全工程なさっていることなど、興味深く 
うかがう。先日、金沢の桐工芸に触れたばかり。木によって重みが違うのも
体感できました。器もきになりつつ、会場に入ってコレが気になったから、
浮気せずコレに決め、さっそく着けてお散歩のつづきへ。        



追記:HASAMI BOOKS-4「A Heaven in A Wild Flower」に掲載した
ポートレイトで、上記のブローチをつけてみました!   





坂を下り、大通りを市ヶ谷の方向に歩く。ブリティッシュ・カウンシルのあたり
来ると、ああ、英語、ちゃんと勉強し(なおさ)なきゃなあ、と思う。一度、 
試験で来たことがあったかな?という程度だけれど。自主的にがんばります。 
エイリアンみたいな管が沢山こちらを見ていた。(アイム・アン・エイリアン〜
と歌うスティングが頭に浮かぶ→YouTube)                




そのすぐ近くに、少し古風な建物があり、あれは何だろう?と近づいてみると
博物館のような風貌。入口で記名して、無料で資料をみられました。    

計算道具の資料には、小石で数えていた時代、小石は転がってしまうから  
マキビシを使う人があらわれたようだったり、まだ家にある(あまりONには 
しないけど)iMacやら、懐かしいワープロも並んでいました。シングルCDの 
実例に浜田省吾のが展示されていた。                  



川沿いにぐーっと歩いていく。途中、現代美術の画廊と、DNPのショールーム
のぞいて、市ヶ谷駅へ。市ヶ谷駅に向かうゆるい坂は、私にとって初めての 
絵本の仕事「かげはどこ」(木坂涼・作、私が絵)の扉絵のシーンを見た所。
アスファルトの上に、頭上を飛ぶ鳥の影がスーッと見えて「!」となり、  
これは絵にしなくっちゃ!と思ったっけ。                





市ヶ谷駅で電車に乗ってもよかったのだけれど、もう少し歩きたいな、と無計画に
散歩をしていたら、靖國神社をお参りしていこう、という気分になる。先日、奈良
の神社仏閣巡りの時は観光客気分だったけれど、ここでは何となくピシっとする。

第二次世界大戦で亡くなったという親戚のためにお祈りしてきたよ、と伝えると、
祖母を靖国神社に連れていったら、義理の兄弟だった故人:**ちゃん、どこに 
いるんやーと泣いたのだという話をきかせてくれた。彼の骨は、外国のどこかに。

ヤスクニは、戦没者を祀る場所、というだけではなく戦犯や合祀、デリケートな 
ことがらも多いけれど、そうか、祖母にとってはそういう場所だったのか、と  
故人の想いを知ることができて感慨深かった。で、おみくじの中身はというと… 


\中吉!/


花に見とれて雨にあう。あるある。ほどほどがよろしい、そうです。ハイ。





土産店の奥にある、しぶい食堂も気になりました。今度たべにこようかな。
日の丸や、アイコクテキな土産物もあり、愛しすぎもアカンし愛せないのも
かなしいし(国をね)、加減てムズカシなあ、と思う。参道で、ぴしっと 
深々とおじぎをする人を見る。敬意を表すること、追悼をすること。   
それと政治が絡むと、ややこしい問題になったりもする。        
うまく言えないけど、いろいろ考える。                





千鳥ヶ淵。タチアオイごしの、水面に群生する何か。
東京、いろいろな風景があるな、と改めて思った日。








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