2015/08/20

築地本願寺、カプセルタワー、山名文夫






ものすごく久しぶりに、築地本願寺に来ました。伊東忠太()の建築、大好き 
です。荘厳でありながら、ちょっと(いい意味で)イカれてる感じがするのは、 
何でかな。生真面目に、でも遊び心や、チャーミングさがある。ずっと来ていない
知らぬ間に、内装が改修工事されていたようで(2012年に完了したばかり?)、 
祭壇部分が金色になっておりました。夕方、閉じる前の読経が聞けました。   
「本日はお参りありがとうございます」うんぬん、入院している親戚のために祈って
いたので、どんな様子だったか目でみられなかった。あとでお話する、今日の  
目的地に近かったのでフラリと立ち寄ったのだけれど、来られてよかった。   



\えへ/

久しぶりだね、前に来たときも撮ったね、キミ。





優しい目をしたサル、あなたも撮りました。




キリリとした鳥も。



\あら〜かわいらしい!/               

お寺に入る前後に、お寺の前で猫を見かけました。(魚市場が近い)
築地の猫は食生活、充実してそうだナー。            






無目的に歩いていたら、思いがけず黒川紀章の建築も発見。こんなところに 
あったのかー(実物を見たのは、初めて)。不意の出現に驚いて写真を撮って
いたら、いちど通り過ぎた西欧人の旅行者(首からカメラを下げて、あれこれ
撮る気まんまんマン)が「今、何か撮るものあったっけ?」といった感じで、
戻って見ていました。あれはクロカワキショーという建築家が手がけた、  
有名な建物なんだよ、とか教えてあげたらよかったのだけど、やや、迷子ぎみ
で余裕がなくて、そのまま。旅人にやさしく、物怖じせずに言えるといい。 
欧州旅の時に、あちこちで親切にしていただいた恩返しをしなくちゃね。  



もう少し近くで撮った「中銀カプセルタワービル」。想像していたよりも
古びた印象で、驚く。古さから言ったら、その前に見た築地本願寺の方が
断然、年月を重ねている。(本願寺・築81年、カプセルタワー43年)。
今「最新」の建築が、80年くらい経ったとき、そもそも現存してるのか
未来に生きる人に、当時の空気感や、ザンシンでなくても、しみじみ 
「すごいなあ」と感銘を与えるのか、修復してでも残しておかねば、と  
思わせる建築物なのかどうか、とか(2020年のオリンピック東京大会の
新国立競技場のことなど連想して)あれこれ考える。        





サビて古びていても格好いい建築物も、見ました。(や、カプセルのほうも
格好いいんだけれど、古さが想像を超えていた)。森岡書店での山名文夫
展示を見にゆく途中の道で。今日は仕事一段落してから、これを見にゆこう
と思い立ち、ここまで来たから本願寺も、なんていうお散歩でした。目的地
だった展覧会場の写真はないのですが、じっくり拝見しました。資生堂の 
アートワークなど、洒落た絵の根源に、英国の絵描き・ビアズレーや、竹久
夢二がいたのか、と知って納得したり、また、生まれは広島、幼い頃に  
和歌山に移り住み育ったようで、私の中では(あまりよくしらないけれど)
和歌山=母校・文化学院の創立者で洒落者の西村伊作。地方とはいえ、港町
なのでハイカラなものが沢山入ってきていて…というイメージ。山名さんの
洒落た雰囲気と、イサクの故郷・和歌山。そしてビアズレーと夢二。作家の
背景というかルーツを知り、なるほど!と腑に落ちるものがありました。 



山名文夫さんの絵の、あぶらとり紙(資生堂)。唯一、手元にある彼の絵が入った
ものなので、この日記を書くときに探していたのですが、なかなか見つからずに 
いました。ハンドバッグに隠れておりました。                












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