2015/09/15

個展準備日記:ガラスで「手のひらに無限」、会期中の近隣展示情報







窓辺で、ガラス磨き。キュッキュッ、という音は、展覧会間近の音です。
夜更かししない個展前もめずらしい。青空が写っていて、きれいです。 
今回の個展のタイトルは、じつは英国の詩人:ウイリアム・ブレイクの 
有名な一節なのですが、つづく言葉のなかに"手のひらに無限を持ち"…が
あり、うわぁ、と少し感動的でした。(赤い部分が、個展の題名)。  


To see a world in a grain of sand, 
 And a heaven in a wild flower,
Hold infinity in the palm of your hand, 
And eternity in an hour.





今回は、第40回目という節目の個展なので、初期の作品もご覧頂けるようにします。
上の写真の作品は、初回(1998年の秋)の出品作。親友が欲しいと言ってくれたのに、
手放さなかったお気に入り。お気に入り、と言いつつも額装をせずに飾っていたの 
ですけれど、合う額をみつけて額装作業を進めていると、「あるべきもの」がない。
なんと、サインを入れていませんでした。そういえば第二回個展の時に、絵を購入 
してくださった方に「サインは入れたほうが良いよ!」ご指摘頂いたというか、笑い
ながら朗らかに教えて頂いたなぁ。懐かしい。あの時はありがとうございました。 
世間知らずの若人であった。というわけで17年後にサインを入れました。この作品を
含む一部の作品は非売なのですが、冊子に収められております。         





ちなみに、会場でお見せすることができない「裏側」をお店すると、こんなかんじ。
初期の作品は水彩画の失敗作などを素材にしていたのですが、これは台紙までもが 
水彩画の再利用でした。今の作品よりも加筆が多く、でも今の作品に通じる切り絵 
作品です。お楽しみに。★初日の夕方のライブ、予約受け付け中です。      








辻恵子 第40回個展「A Heaven in A Wild Flower
10月3日(土)~10月12日(月・祝)*10/5(月)6(火)休み

会場/ギャラリーみずのそら(東京・西荻窪)




ところで、数年前に長野のバナナムーンで開催されたTシャツ展で制作したものを
後生大事に資料として持っていても何かなあ、と思い、に着てもらいました。
おー。いいねえ。自画自賛。ちなみに、デザインはバナナムーン・美術館長の 
成瀬さん。共同開発のミュージアムグッズのような感じだったので、事によると
(在庫があれば)、まだ購入可能かもしれません。常設で絵本などもお取り扱い 
頂いておりますので、安曇野におでかけの際は是非お立ち寄りを。 → HP   

                → このブログでのバナナムーン・関連記事





運動不足解消のため外出、2日連続の夜散歩だったので、今日は夕方に
千駄木に出かけました。明日からしばし、夏休みだそうですが、古道具
ネグラの店先にも、案内状を置いて頂いております。感謝。     



夜、切手貼り。料金別納郵便のマークを印刷したにもかかわらず、波多野光さん 
(以前個展をした会場のオーナー)の切手を使いたくて、ぺたぺた。"みどり"さんには
これっ、とか、反射的に選んでいる自分が可笑しかった。まだ宛名書きは残っている
のだけれど、ドサッと出すのの第一便。もうすぐ投函いたします。ネット経由での 
ご案内だけの方も多数でごめんなさい&是非!足をお運びくださいませ。     





(◯◯をする日、などのヒトコトが入っている)ハルカゼ舎の日めくり風に
いうなれば、今日は「北から手紙が二通とどく日」。仙台の樋口佳絵さん
も参加なさる合同展の会場がウレシカ(私の個展会場の近く、徒歩5分も
かからない位)で、会期も重なっている。やったー。の日。     




コンピューターで作品リストを作りながら、パラパラと読んでいた冊子に
「Don't be a busybody!」の文字。いそがしい・・・カラダ?と推測したけど
busybodyは、お節介、世話好き、でしゃばりという意味らしい。外国語を
調べて出てきた母国語の類似点や相違点、関係性を再考するのは楽しい。
世話好きと、でしゃばりは紙一重。例えば英語のantは、名詞では欠乏
を意味し、動詞として使う時には「欲しい」になる。欠乏している、から
欲しい。なるほど〜!と、学生時代、鮮明に覚えている、電流が走った 
ような体験。日本語で「欠乏!」といっても、欲しいの意味にはならない
ところも面白い。英語や日本語。片方だけで考えていても分からなかった
関係性、哲学。                          



ちなみに、引用元はコチラ。10年くらい前にシンガポールの観音寺?で頂いた
無料の冊子です。→ (こんなとこ)。青い表紙が、すてきです。     

















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