2015/09/30

個展準備日記:「このハサミで切っています」、BGMのこと






今日は9月、最後の日。明日が家での個展準備、最後の日。大きな作品を 
会場へと送り出しました。先代の画廊主が大きな作品を(そしてインスタ
レーション的な作品を)見てみたい、と仰っていたのに応えられたかな、
今まででいちばん、大きな作品が多い個展となりそうです。ところで、 
よく聞かれる質問「これは、カッターで切っているのですか?どんな  
ハサミをつかっているのですか?」に答えるべく、いつからか愛用の  
ハサミを展示することが多くなりました。展覧会をみにいらして    
くださったからといって、私の事、私の作品を知っている人ばかりでは 
はない。ので、何度でも「はじめまして、私はこういうものです」を  
言ってます。ちなみに、無印良品の昔のデザインのハサミです。体の割に
手が大きいので、今のデザインのはキツイんです。前の、ゆったりした 
デザインに戻らないかと夢見続けて久しいです。笑。MUJIさーん。  





大きな作品の荷造りを済ませてから、少し外出。デジカメに使う小さな三脚と、
小さな作品を見て頂くときに(主に、老眼の方のため)使っていただけるよう、
虫眼鏡も。2009年に絵本の原画展をした「りんごや」の近くの写真屋さんで、 
手に入れました。この店で三脚を買いたいな、と思ったのは、その6年前の個展に
あわせて買った三脚で「リンゴ星人」なんていって、遊んでいた思い出から。  
↓         





三脚は、初日の夕方の高橋ピエールさんのライブの記録などに使う予定。
前にブログなどで共有した動画は、たしかipod(ipod touchになる前、 
動画が撮れるようになったばかり、くらいの)を、リンゴ星人の三脚に 
針金か何かで固定して撮ったのでした。笑。その割には、よく撮れてた!
と、自画自賛。そういえば、ズホやんの動画もアレ(ipod)で撮ったな。
構図が格好良かったな、などと思い出す。個展前、いろいろやることが 
あるのですがBGMも用意しておかねば。初日はやはり、これかな。   
ライブをしてくださる、高橋ピエールさんのミニアルバム。左上のものは
たしか最初に手に入れた一枚。サティやモーマスの楽曲も入っています。

                          


気分でいろいろ変えますが、新譜としては、Twigs & Yarnも、と思っています。
個展「ある。」のときに、Language of Flowersをヘビロテしていたユニット。 
そうやって、個展と音楽の記憶がつながっているものも、時々あります。例えば  
会場でこれをかけてたなあ、というのも、たとえばロバの本屋での個展のときは  
店主のCDで気に入ったコレだとか、あるいは製作中に聴いていたものとか。   
311直後の個展の思い出の曲はクイーンのTHE SHOW MUST GO ON(英語でshowは
展覧会の意味もあります、歌詞ではそういう意味じゃないと思うけれど)。ロック
でした。今回は何だろう?書いておかないと忘れるのでメモがてら。→コレ。  



…トランス(と、クラシック)、でした。笑。昨年の欧州旅オランダの思い出と共に。
会場でトランスは、かけませんのでご安心を。



*



リンゴ星人の現れた展覧会のときに、りんごや(が、会場の名前です)で
かけていたBGMは、その時だけではなくて時々ながしています。絵ばかり
作っていると、言語中枢がおかしくなるのか、MIXを二度も書き損じた。 
MXIじゃないし^^^Iyじゃないし。これからはじまる、ご来場者との言語に
よる対応が心配であります。個展会場では、時間は未定ですが、毎日在廊
する予定です。ことば、片言だったら、ごめんなさい。笑。      




辻恵子 第40回個展「A Heaven in A Wild Flower
10月3日(土)~10月12日(月・祝)*10/5(月)6(火)休み
会場/ギャラリーみずのそら(東京・西荻窪)

















個展準備日記:小さな街の絵葉書/箱を開けるワクワクのこと








10/3からの個展会場で販売するため、「小さな街」()のロゴマークを切り絵にした
小野さん絵葉書をお送り頂きました。仙台での展覧会を企画してくださった方で、
今は長野にお住まい。長野の一味唐辛子も、ありがとうございます!先述の展覧会の
ときや、初めてのCDジャケットのお仕事のご縁、盛岡いかに素晴らしいかを小さな
街の方などに聞いて実際行くきっかけを頂いた事、あれこれ感謝、の方です。この 
絵葉書は、cafe+gallery芝生での取り扱いがあっただけで、東京では他に販売した事が
なかったかもしれません。ご来場の際は、ご注目くださいね。          



これから怒涛の日々(個展の作品設営やオープニングライブや・・・)が続くので
早々にお礼がてら出来たての冊子と贈り物を、ゆうパックの箱に詰め、送る。そう
いえば昨晩は、ガラス磨きの合間に(休憩しながら)海外に、手紙本を送る注文を
ました。アマゾンで、ポチッとして、ラッピングも初めて頼んでみて、へー、 
カードもつけられるのね!なんてワクワク。手書きの手紙についての本なのに、 
オンラインで済ませてしまったことに軽い引け目を感じつつも「喜んでもらえると
いいなあ!」と、ホワっとした気持ちになる。個展をすることも、これと似た感覚
かもしれないな、と思う。作品発表は「自己表現のためだァ!」という人もいる 
かもしれないけれど、受け手に喜んでもらえるといいなぁ、という気持ちも入って
いる、と思う。「ウケを狙う」とかそういう次元の話ではなくて。そんなこんなで
小さな街(さん)への贈り物を出してから、ピンク色の丸い小箱を買い足しに、 
ネグラにゆく。前にもきいたのに、もういちど質問してしまう。これ、大正時代 
に作られたものなの?と。答えはYESだった。小箱をあけると、小さな切り絵が 
入っています。自分で作っておきながら、開ける行為はワクワクします。再会の 
楽しみ?九十数年前も、「箱を開ける」という行為はワクワクしたのだろうな。 
店主も、この小箱すきなの、ツジコが展覧会に使ってくれてうれしい、という  
旨のお言葉を頂く。わたしも嬉しい。同店で昨年の合同展にお誘い下さった外国の
画廊主さんにも、あげたくなるものを見つけて、ホクホクと買って帰りました。 
感謝の贈り物づいている、ここ数日。(本を送った人は、いうなれば東京から鎌倉
に外国人を案内したあとに夜は一緒に日舞の舞台を観てくれたような稀有な方)。




上の写真は、ずっと前、合同展で落下して木の部分だけ割れた額、先日ガラスを  
割ってしまったサイズと一緒だ〜。…というわけで断捨離。グッバイ。ありがとう。
大きな額は、普段あまり使わないのだけれど、たしか、広い会場で個展をしたときに
手に入れたのではなかったかな。びっくりしたのは、横位置の絵を完成させて、さ、
額に入れましょう、とおもったら額装用マットがタテ位置で塩梅良く見えるように 
なっていたこと。若い時文の自分に、真ん中に窓を開けたなら、タテでもヨコでも 
もつかえるのだよ、と教えてあげたくなった。それなりに、賢くなってはいるのかな
と感じる、第40回目の個展、もうすぐ始まります。もうすぐ。(ああ、あれこれ、 
手が回っていないけれど)。平日の在廊をお手伝いいただく友人と、画廊主との  
打ち合わせも無事に済んだようで、ほっとした日でもありました。有難う、Sちゃん。




あ、そうそう。グッバイした額も、留め具は外しておいて、リサイクルします。
左の金具はマメカン、右はトンボといいます。こうやって分けとくと便利。  
…なんだよ、と若い時文の自分に…(以下省略)。専門用語って、ちょっと  
こそばゆくて面白いですよね。編集さんに「ひょーよん」(表4)=裏表紙、 
とか「ひょーいち」(表1)=表紙、とか初めて聞いたときは、ほえ?何ソレ?
という顔をしていたと思います。初めての絵本のお仕事の時だったか。    
ともあれ、もうすぐ始まるんです。スケジュール帳に書いておいてくださいね!


辻恵子 第40回個展「A Heaven in A Wild Flower
10月3日(土)~10月12日(月・祝)*10/5(月)6(火)休み
会場/ギャラリーみずのそら(東京・西荻窪)




昨日送ったポスターが届いたよ!と、早速、掲示して頂いている写真を送って
くださいました。南阿佐ケ谷のラストギターにて。ありがとうございます! 


★10/3、個展初日に画廊内のカフェで高橋ピエールさんのギター公演が 
ございます。当日受付予定ですが、ご用意できるお席が多くありません
ので、ご予約いただくと安心です。& 未発表曲のCD-Rの予約特典も。
お名前・人数をお書き添えの上、 gallery @ mizunosora.com に 
ご連絡ください。                        





日常のことも少し。いままで、個展直前といえば、夜更かし、徹夜もザラだったの
ですが、今回は未だ、いや、いつも以上に健康的な生活リズムを保っています。 
マラソン選手の台詞のように「自分を褒めてあげたい」。一年に何度も開催する事
も多々あった個展を一つにしたのも、改善点です。実は。お料理や散歩もして〼。
                  ↓


\ワレワレハ・ゴーヤー星人ダ/

今季、夏の間お世話になっていたゴーヤの最後の収穫。
双子の宇宙人のような切り口でした。

☾ ☽






ところで、私の祖父の兄弟は、二回出征して生きて帰ってきたらしいのだけれど、
家に飾ってある、私は会ったことがない・ひいおじいさんと、ひいおばあさんが 
正装して写っている写真=彼/息子が戦争にいく時に持っていけるよう撮られたの
だと知って、一枚の写真の見方が変わりました。デモに行ったり、ツイートしたり
していないけれど、なんだかなぁ、と思いますよね。思ってますよね。     



眠る前に、ああ、額のアクリル板のホコリを払ってあげなくちゃ。忘れてた。
と考えながら眠りにについてしまっていたのを思い出し、翌朝、拭く。しかし
年季の入った額だな。職業柄、額ならば、沢山持っているのだし、と思って、
新しい額に入れ替えることにする。裏に、あ、あった。「日支事変」の文字。

                 \あ〜、こら、ええわぁ/(ああ、これはいい)


ついでに、おとなりの若かりし祖父たちの写真もきれいな額に入れ替えました。
















2015/09/29

個展準備日記:ガラスとアクリル考、ポスターとスーパームーン






個展まで、あと少し。私の作品は小さな作品が多いのですが、今回は大きな作品も
今まででいちばん多く出品します。先代の画廊主・恵子さんが、私の大きな作品が
見たい、と仰っていたんです。この展覧会はある意味、トリビュートです。いつも
よりも、少し大きな額のガラスを磨きながら、こんなことを考えていました:  
[割れにくいが、擦ったりすると傷つく、静電気でチリがつきやすい]アクリル板と、
[気を抜くと割れたり指を切ったりするが、曇っても磨けば大抵、ピカピカになる] 
ガラスの板の対比。アクリルは若造っぽい。ガラスのほうが大人というか、イイヤツ
ぽい。キュッ、キュッ、キュッ。…いつも、作品づくりをいつ止めたらいいのか
(あ、作家活動を、という意味ではなくて、個展に準備すべき作品点数、という意味で)
分からず、直前まで作り続けてしまうのですが、今日は「あ、そろそろいいかも」
と感覚で分かった気がしました。「あ、おなかいっぱい」と分かる時のように。 
明日、もう一枚大きなガラスを磨いたら、作品作り中心より飾る準備に移行しよう




額装用のマットの裏側。四川(しせん)料理の「四川」ではなくて「四ツ」
(四つ切サイズ)です。かなり初期に手に入れた額だなあ。継続的に毎回、 
お願いしているわけではないのですが、初めての個展のときからお世話に 
なっている個人経営の額縁屋さんがあり、これもおそらく、その人の字。 
ああ、案内状、書かなくちゃ。と、翌日、ポストに投函しました。お名前も
存じ上げないけれど、顔を認識してくれていて、お店の近くで展覧会をした
ときには寄ってくださったなあ。今回はちょっと遠いけど・・・。ガラスを
磨いたりしていると、無心になれたり、こうやって色々思い出したりする。
自転車に乗っているときの感じに似ているかもしれない。        







ところで、日中は、高橋ピエールさんの公演のポスターを制作しました。自作の

切り文字で、急ごしらえにしては、いいんじゃな〜い?なんて、自画自賛をして
中央線沿いの店主の方々にもお伺いをたてて、お送りしました。アムレテロン
ラスト・ギターストア、快諾ありがとうございます!あと2つ、掲示いただける
かどうか不明ですがお送りしました。お願いできていたらいいなあ。     

さて、ピエールさんのライブは、私の個展会場内にあるカフェで開催します。別棟

なので、ライブ中も展覧会はご覧いただけます。会場は17時半から。開演は、18時
からで、1500円です。当日受付も致しますが、用意できるお席が多くない(20席)
なので、ご予約頂けると安心です。画廊( gallery@mizunosora.com )宛に、 
お名前と人数をお伝えください。未発表新曲のCD-Rの予約特典あり!ですよー。 




★ 10/3(土)高橋ピエール(ギター)ライブ「Pierre guitar at Mizunosora」
10/3(土)17:30開場、18:00開演、入場料:1500円

*開催中も展覧会はご覧いただけます(ライブの会場は併設されたカフェです)





スーパーなムーンに見守られながら、作業を進めました。
外国ではスーパームーンな上に月食も見られたようです。







辻恵子 第40回個展「A Heaven in A Wild Flower
10月3日(土)~10月12日(月・祝)*10/5(月)6(火)休み
会場/ギャラリーみずのそら(東京・西荻窪)










2015/09/27

個展準備日記:前回のみずのそら展作品との再会、猫の手、白い花






今日は、午後までに集中して制作。主に大きめの作品。せまる(大きい作品を 
作ることができる)タイムリミット、ぽんぽこ切り出される人々。筆で描く絵は
一度かいたらもう動かせませんよ!(油彩など以外)、という感じですが、私の作る
切り絵は配置を後から決められる。私の場合は切るときがソレ(やりなおしが 
がきかない)んだな。                          

そういえば、余談ですが、録画しておいた「漫勉」で漫画家のさいとうたかをが
鉛筆でササーッとマルを描いて鼻筋のある中心線をいれたら次に本番のペンで 
(いわば下描きあるようで無い状態で)ゴルゴ13を描きだしたの、すごかった。 
私も下描きしないで切り絵するので、近い感覚もあるんだけれど、ひとごとだと
わーすごいなあ、と素直に思える。さいとうさんいわく「(僕は絵を描くのが、
仕事が)早いって言われるけど、それは下描きを抜かしてるからで、特に絵を 
描くのが早いわけではないのだ」というような言葉に、何か納得したり。   
(私も「早い!」と言われることが、時々あるので…理由がわかった)。     




一昨日、製作中に川柳が湧き出ましたが、今日はこんな言葉が書き留めたくなり
ました。あああ、あれも、これも。という状態。でも、ひとつひとつ。です。 

ひとつひとつ…個展のタイトルにしたこと、ありましたなあ。第40回目の個展を
ひかえて、あれこれ「今までのこと」を振り返ることが多いです。予断がてら、
お話すると、個展「ひとつひとつ」では、たまたまフラリといらしてくださった
編集者さんが、お声がけ下さって、それが私の装幀(と題字)の初仕事となり 
ました。しかも著者は田辺聖子さん、という…。(今は絶版ですが→コチラ)。

私が留守の間にいらした編集者さんとお会いした時、何の仕事を頼まれるのか 
わからないまま、一度お会いしてみたい、と言われ、人と直接会ってみる事の 
大切さを初仕事の時に知ったというか。しなやかでかっこいい女性編集者さん。
久しくお会いできていませんが、とても印象に残っています。        






閑話休題。制作、制作。これは昨年の今頃(厳密にいうと昨年の10月)の、欧州旅
思い出の品というか、持ち帰ったスーパーマーケットの冊子で制作しました。旅の
目的であった北仏での合同展でもご一緒したマールチェさん宅がある、オランダは
アムステルダムで泊めて頂いてたとき、ちかくのスーパーでもらってきた。小冊子
です。旅の間食べたパプリカ味のポテチ()、美味しいチーズも、恋しい。




こちらは蔵出し・未発表作品。311から約1ケ月後に制作したのね。大変な時だった。
たとえば、製作年が正確に分からなくても裏になるべく詳しく書くことにした。  
「制作年不明、20**年ころ?」とか。漢字のサインも今年の展覧会準備の途中から。





今日はこれから出かけるところがあるので、あるていど制作を終えてから 
一段落させて、お片付け。それでもまだ、作りたい。紙が作ってほしそうに
こっちをみてる感覚・・・と思ったら、目がある人の絵だったね。コレ。 
作品制作の続きは、また明日。いざ、外出。             




某オフィスでさっきまで作っていた数点を含む大きな作品を、スキャンして頂く。
Aさん、有難うございました。Aさんがご購入くださった/前回(2013年に)  
ギャラリーみずのそらで展覧会をしたときのマスキングテープ製の作品とも再会。

先ほどまでオランダのスーパーマーケットの冊子をめくっていたので、一年前に 
手に入れてあったオランダみやげなどを(やっと)差し上げる。キラキラのついた
鉛筆。ああ、あの美術館にも、また行けることがあるかしら。         





ところで、今日はなぜか植物の写真をよく撮る日でもありました。
葉脈だけになった落ち葉がレースのようで美しいなあ、とか…  



白い花とアリとか…

先日、黄色いのを撮った、ジョージア・オキーフを思い出す花と同じ?)



…絵画的な落ち葉と落ち花だとか。





そして、今夜も月が明るい。明るすぎて網戸ごし位が丁度いいくらいに。
スーパームーンのいちばんすごいのは明日の夜?のようです。





もうすぐ開催!


辻恵子 第40回個展「A Heaven in A Wild Flower
10月3日(土)~10月12日(月・祝)*10/5(月)6(火)休み
会場/ギャラリーみずのそら(東京・西荻窪)














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