2015/07/31

みずそら恵子さんを偲ぶ会→スイカに始まりスイカに終わる「Cut!」





今日は、次回個展会場・ギャラリーみずのそらのオーナー・小峰恵子さんを偲ぶ会へ
でかけました。お亡くなりになってから、なんとなく画廊に行けていなくて、最後に
お会いした・1月に伺ったとき以来の再訪でした。               



中庭で生花のパフォーマンスを見る人々。吊るされた沢山の写真や
恵子さんへのメッセージ。集まった面々、人徳というか、スゴイ方
だったなあ、と染み染み思いました。             



ギャラリーみずのそらでは、2年前に個展「K for KIRIE」を開催しました。 
とてもいい時間だったので、是非また展覧会をさせてほしい、とお願いしたら
冗談半分でお互い生きていたらね、と仰っていたこともあり、第40回の個展で
今年は個展は少しペースを減らして、みずのそらでの個展だけ開催する年で、
やりとげたいけれど、ムリをしないでも(中止にしても)いいのかな…と、 
やりたいが・やらないのも勇気かな?と考えていたのですが、       




恵子さんのご子息、Kさん(顔写真は出していいよ!とのことでしたが 
名前はどうだったか分からずアルファベットです)。が、お母様の遺志を
ついで、(私の個展)是非やりましょう!と後押ししてくださいました。
やるか・やらないか・できるのか・できないのか?と、スタート地点で 
少しまごついていたので、準備期間は(あの広い画廊での事と考えると)
短いのですが、やってみようと思います。初個展のときなんて、もっと 
もっと短期間で準備したし、たぶん、大丈夫です。でしょう。きっと。 






辻恵子個展(仮称)         
2015/10/3(土)〜10/12(月/祝)
12:00〜19:00 *最終日は17時迄  
*10/5(月)6(火)休み      
ギャラリーみずのそら東京・西荻窪)



案内状、鋭意製作中!です。(下の画像は
後日追加しました)。         





辻恵子 第40回個展「A Heaven in A Wild Flower
会期/2015年10月3日(土)~10月12日(月・祝)*10/5(月)6(火)休み
会場/ギャラリーみずのそら(東京・西荻窪)






オーナーのご子息Kさん、髪型を見せてくれました。実は、この日に最終日だった
表参道のヘアサロンsozoでの二人展「Cut!」を見に行ってくださって、会場で
髪の毛も「Cut!」してくださったのです。このあと、搬出に出かけるんです〜
と、お話して、案内状のラフデザインをお渡しし、画廊を後にしました。   






いっしょに偲ぶ会に行った、靴作家のウズラさんと、しばしお茶をする。 
こんど、三重県の津でワークショップをなさるとのこと。ちょうど、前の 
日だったか、の小冊子「Kalas」()が届いていたので、資料的に  
うずらさんに、バックナンバーをお貸ししました。伯母が住んでいるけれど
数回でかけているけれど、良くはしらない、津。少しでも情報共有?   
写真は最新号。「失うを手に入れる」。充実の冊子です。        





そして、表参道へ移動。何度目かの正直で、気になっていたMOMAのショップの 
営業時間内にぎりぎり、すべりこんで、ザーッと見る。街の個性って色々だな。
まあ、外国人観光客が多いせいもあるけれど、外国に来たような感じすらする。





「Cut!」東京会場・sozo hair & makeに着いて、搬出作業を終え、さて帰ろうか
と思っていたら、スイカを頂きました。最初は茅ヶ崎→大阪、2会場だけの予定
だったこの展覧会も、約1年をかけて→鎌倉→東京、と巡回。茅ヶ崎展の初日に
急激な疲れに襲われて、ヘロヘロになっているとき、数杯のスイカジュースに 
救われた思い出がよみがえる。実はスイカってそんなに好きじゃなかったのです
けれども、あのときから好きの領域に入った食べ物。スイカジュースにはじまり
カットされたスイカでおわった「Cut!」でした。そういえば、茅ヶ崎といえば、
のサザンオールスターズにも「Suika」て作品がありましたね・・・懐かしい。 
↓    

すいか SPECIAL 61SONGS[カセット4本







画材と南国食材とリラックスのための外出  < °) 33 ><








7月さいごの日は、画材などを買いに繁華街へ。昔つかってたなあ、と懐かしい
パイロットのブルー・ブラックのインクや、初めて見たインク吸い取り紙、色紙
そして次の個展で使うための丈夫な紙。                  




銀座のソニービルの夏の名物?美ら島(ちゅらうみ)水族館のイベントがあり
しばし見とれる。上の階のシアターで映像作品を見て、リラックスして帰宅。
この暑さの中、外出はしんどいけれど明日はお世話になった方を偲ぶ会と、 
二人展の搬出を控えていて、心も体もフルで怒涛の一日になりそうなので、 
これもまた、準備体操、あるいは充電というところ。 < °) 33 ><     




鹿児島のアンテナショップで、パッションフルーツの試食があって、
とても美味しくて元気が出た。つるつるの実を選んだら、レジの方が
しわしわになった頃が食べごろですよ、と教えてくれました。常温で
保存をしていると、いい香り。大きなゴーヤは、さっそく夕食で頂き
ました。天気予報などを観ていると、酷暑という言葉がよく聞かれ、
南国風の食材を欲するのも自然なことなのかも、と思ったりします。





6日後、しわしわになったのを見計らって…



\いただきます!/

例えて言えば、シークアーサーとか、出始めのすっぱいミカンのようでもあります。
パッションフルーツはまだミカン色として、白い果肉の南国フルーツマンゴスチンも
すっぱいミカンのようでもあり(形状も)、ふしぎ。ちなみにパッションフルーツの
パッションは情熱ではなく、キリストの受難のことだそう。実のなる前の:時計草の
花の子房柱が十字架、3つに割れた雌しべが釘、副冠がイバラの神守、花びらとガク
を合わせて10人の使途、ツルが無知、葉が槍、なのだとか。→ 写真(wiki)   




2015/07/28

次回個展の案内状の絵には、花がある





                              \プリン幅?/


次回個展の案内状に載せる作品を決めた。第40回目の個展という節目の会なので、

第30回目個展の時のように(数回、題名のない個展、アリマス)無題でいこうか、
それとも?…と、思い巡らせていた。題名をつけるなら…と、ピンときた言葉は、 
創作活動の原点といってもいい、かもしれない詩人の言葉の引用。どういう表記に
するか定まっていないので未だ発表できないのですが、「花」が入っている言葉。

言葉についてはアレコレ考えながらも、手を動かそう、と案内状に登用する作品を

選ぶ。華があり、花がある(←絵の中に、モチーフとして)作品は、手元にふたつ
悩ましかったけれど、言葉の意味に近いのは写真の作品。両方とも、作ったときに
「これはいつか、ちゃんと見せたい」と強く思い、「とっておき」にしておいた絵。
実は作りたてホヤホヤではないのですが、とても気に入っている絵です。   

昨日、スキャニングをしました。「プリント幅」というモニターの文字が、写真を

撮るときに切れて「プリン幅」になっていて、微笑。プリン幅の切り絵。そして、
ちまちまと画像データを調整していく。一段落し、今日はそれを使って案内状を 
デザインし始めるぞ〜!なんて張り切ってたところに、昨日のデータが何と!  
きちんと保存できていませんでした。 orz                  






データ破損というのか、ダメダコリャ。昨日の日中の努力が、水の泡。

(ギャラリー"みずのそら"での個展のものだけに…って洒落を言っている
場合ではない)。気を取り直して、最初からやり直し。作業しながら 
テレビから聞こえてきた、ゲーテの言葉「Haste not, rest not」に、
「そう!そう!」と相槌うちながら、コツコツ、夜にやっと、    
スタート地点に戻ることができました。             

7/28の写真



〜〜〜〜〜〜


7/30の写真


活字よりも、手書き文字のほうがバチッと合いそう。ゲシュタルト崩壊して
(火)という文字が顔っぽく見えたりする。

〜〜〜〜〜〜

8/1の写真




あともう少しで出来上がる!・・かな?という段階のラフの出力を手に、
久しぶりに、次回個展会場の画廊へ出かけました。          





辻恵子 第40回個展「A Heaven in A Wild Flower
会期/2015年10月3日(土)~10月12日(月・祝)*10/5(月)6(火)休み
会場/ギャラリーみずのそら(東京・西荻窪)









2015/07/25

隅田川花火大会





墨田川沿いに事務所やお店を持つ友人がお招きくださり、今年も花火大会を 
見ることができました。第二会場・打ち上げをする大きな台船の真ん前です。





「どーん!」暗闇で写っていませんが、大きな台船の、私達から見て奥のほう
(上流側)から順に点火されるそう。それがわかった上でみていると、ああ
もうすぐ中盤、そろそろフィナーレ!など、予想できて面白かった。  




金色の花火が一番すきです。消え行く火の粉も大好きです。
スカイツリーも、だいぶ高いと思うのだけれど、それよりも
高く上がっているということは何メートルなんだろう?  

人の手で作られた花火ですが、普段余り感じることのない、
「とてつもなく、大きなもの」を体感できる感じです。   




静まった隅田川。いつもは、花火師さんは去り際にランプを振り、
お礼に観客もライトを振る(光とシャウトだけの対話)のですが、
今年は船の上からマイクで「ありがとう〜」と聞こえました。  
大きな台船は、ことしは明朝移動。お疲れ様、ありがとう〜。  




いつもは2階のカワウソ)のベランダから眺めるのですが、今年は、初めて 
1階上階のサルビア)の窓から、花火見物。少し高さが違うだけで、だいぶ 
(高く上がる花火に)「近い」印象でした。サルビア同じ階のNAOT)でも  
ゆっくりおしゃべり。はじめまして、の御夫妻と音楽話など。昨年は未だ小さくて
何が何だかわからなかったらしい子が、今年は花火の轟音を「こわい」と感じて 
大泣きしてしまったのだとか。部屋を行き来して、愉しんだ一夜でした。    







2015/07/22

MOTに、ヨーガン・レールさんのランプを見にゆく






ぜいたくな、ぽつねん。ヨーガン・レールさんの作った沢山のランプに囲まれて。





服飾デザイナーの彼は、このランプ作りを「最後のしごと」と文章にのこしていた
ようです。この文末に添えられた日付は、彼が亡くなったのと同じ2014年9月。 

ファッションに疎い私ですが、レールさんは好きな服飾デザイナーの一人です。 
社食の本なども出ているし、ショップには器等もあり、服だけではないけれど。 

思い出せる限りでいうと、2004年に坂田栄一郎さんの写真展でレールさんが写った

作品があり、いい目をした人だなあ、どんな人何だろう、と思って名前をメモした
気がします。翌年、ショップで開催された「DACHI」の写真展を見に行きました。

2008年だったか、展覧会のお祝いにと一着、手に入れた時は嬉しかったなあ。 
ある時、試着を終えて外に出るとデザイナーご本人が(偶々)いらして、似合い
ますねというような会話をしたのが、直接お会いできた最初で最後だった。  








展示室で見られるランプはすべて、砂浜で拾われたものが素材なのです。
ヨーガン・レールさんに拾われた海のゴミはしあわせだね。      






ヨーガン・レールさんの服はナチュラルなイメージだけれど、海辺で拾ったもので
制作されたランプは、素材が素材だけにキッチュでカラフルなものも。この写真の
作品などは、人形の脚が!かくれていました。シンプルでナチュラルで凛とした 
世界観だと思っていたレールさんの、別の世界観を見ることができて嬉しかった。
個人的には、ディズニーよりバートン、チャップリンよりキートン、というように
私は少し毒や憂いや影、といった健全じゃない部分がちょっぴり入った、あるいは
ダークなものを内包、つきぬけた上での健全さ?まっすぐさが好きなのだ。自己に
対して、他人が抱く勝手なイメージを打ち壊していく勇気も。         





沖縄の浜辺に打ち捨てられた、あるいは流れ着いた醜いプラスチックのゴミを 
自分の手を介することで自分が美しいと思えるものに変える、ということは、 
日常にある、読み終わったら資源ごみになる新聞紙から何か人物像を切り出す
自分の切り絵制作にも通じる感覚。人がそれはゴミだよ、ただの新聞紙だよ、と
目もくれないものに自分の手で再びイノチを宿すことが、作り手の役割。   


→ 展覧会は10月まで見られるようです。是非。








 

2015/07/21

夏のお三時





お三時に、とうもろこし。元気な黄色で、すっかり夏気分です。




2015/07/19

えちそう・うり・かいこ・とら・ねこ








今夜はライブへ。目的地に着いたのが早すぎたので、すこし時間調整して戻る。
リハーサルの音が微かにきこえ、見上げると窓にコントラバスの影が。    
素敵な光景でした。                           



いろんなところでお名前をきいていた、中山うりさん。スキャットが素敵で鳥肌。
"前から好き・しっている→ ので、見にゆく"、とかではなくて、"よさそう!と
アンテナが反応→ 予備知識をあまり入れず〈生で〉初めて観る"のが、すきです。
盛岡で観たダスティン・ウォン、東京で観た「けもの」、アムステルダムで観た 
バレエ「バック・トゥ・バッハ」だって、そう。               





この曲がとてもすきでした。リリースされたばかりの「ぼっち」にも入っていて
(それを初めて手に入れたのですが)、最新盤ではギター一本と歌声だけの、  
シンプルな構成で演奏されています。ぐっときます。            

"やさしくなれたら もいちどあいたい ほんとはちょっと こわいけどね"







中山うりさんのライブは、この連休中開催されている、caikot) の
イベントの一環でした。ヴィンテージ古着やアンティークのお店で、以前
東京・下町の谷中のエリアに実店舗があり、青空洋品店の展示会なども
開催された店。今はイベントなどで出店活動をしていらっしゃいます。



ところで、会場のエチソウビルは、本郷にある古いビルです。案内状によると
大正末期(1920年代)に建てられたものだそうです。東京大空襲を生き抜いた
建物なのか。すごいなあ。ちなみに、検索してみると、今はなき祖母の生年と
さして変わらないことが判明、あのビルをみたら、おばあちゃんを思い出そ。




ちなみに、店舗が入っているわけではなく、建築やデザイン事務所などが  
入っているそうです。写真はその、建築模型です。ときどき(?)こういう 
イベントもしている?のかな。建物ずきなので、この機会に入れてよかった。




会場ではワインを一杯と、おいしいオツマミ三種がたのしめました。




イベントのケータリングは、寅印菓子屋)。音楽を聴きながら
赤ワインを飲んだあと、物販でサングリアのゼリー(と、CD)を
購入。写真がアレなので載せませんが:パッションフルーツと 
パインのソーダも美味でした。プチプチっとした種子の楽しさで
オランダで口にしたrode bessenという赤い実を懐かしんでた。



そのままで食べるのもいいけれど、いったん凍らせてから溶けかけを
たべるのも美味しいですよ、と店主さんに教えて貰ったとおりにして
みました。上の写真のようなパッケージなので、つるり、と出すと、
猫みたいな形だった。そういえば、イベント会場で立ち話した数人が
猫を飼っている方々で、(飼ってないの?)「猫はいいよぉ〜」と 
言われたのが、最近かかさず観てるドラマ「植物男子ベランダー」で
松尾スズキが演じる盆栽マニアの勧誘の言葉「盆栽はいいよぉ〜」を
連想させて、おもしろかったな。猫はいいよぉ〜。本当に。    






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