2015/11/05

「経堂で、ばったり遠方の人に会える日」






久しぶりに経堂へ。お届け物の用事があったのだけれど、ハルカゼ舎)の
日めくりカレンダーを手に入れるため、でもありました。         



2003年に、ハルカゼ舎と同じ通りにあるcafe+gallery芝生)で個展
日めくりの日々」を開催したとき、この、「◯◯の日」という短い言葉が
入った日めくりカレンダーにハサミを入れて制作した切り絵作品を展示
したご縁で、いまも、時々、日めくりの作品を作ったり受注制作も。 
上の写真の右側に写っているのは、ハルカゼ舎の店主の所蔵作品です。


日めくりの隣にある作品だけでなく、レジにはハルカゼ舎のロゴマーク
から切り出した小作品もあり。ご来店の際は、ご注目ください。残数が
すくなくなっていたようですが、「KAO TAG」も置いて頂いてます。



年々、ファンが増えていく(ように見える)この日めくり。昨年までは
店頭で店主がカッターで裁断をし、製本をし・・・と、それはそれは、
鶴の恩返しのような感じだったのですが(がんばってました)、今年は
製本屋さんに依頼し、仕上げやパッケージング作業は、店主の手作業。
牛乳パックのような包みが、ずらり。壮観でした。あちこち、いろんな
人のお家に旅立っていくんだなあ。                






ところで、ハルカゼ舎で、ばったりお会いした人がおりました。それこそ、
個展「日めくりの日々」の開催場所の一つ・山口のロバの本屋)の店主
いのまたせいこさんが来店していて、おろどきました。素敵な方だなあ、と
改めて思う。経堂の商店街のずーっと奥、現在cafe+gallery芝生がある所に
お店(ロバロバカフェ)を作って、人が・店が集まるようになったころに、
役目は終えたぜ、とでもいわんばかりに(というのが理由じゃなかったかも
しれないけど)、本州の最西端の県に引っ越して、すてきな本屋/画廊を 
なさっています。お近くの方は、というか、わざわざ行ってほしい場所。 
芝生の店主は、先程のハルカゼ舎の日めくり、そして同店の日めくりで制作
した作品集日めくりの日々」のデザイナーでもあります。       




ちなみに、先日の個展のときに刊行した冊子・HASAMI BOOKS-4
A Heaven in A Wild Flower」の序文も、ロバの本屋店主の筆に 
よるもの。私の作品を、古くから知ってくださっている方に、と 
思って、いのまたさんにお願いしました。           






経堂に来ると、ハルカゼ舎、stock、芝生、そして太田尻家、をハシゴすることが
多いのですが、まだこの日は早い時間に来たので、定休日・作品展搬入中の芝生で
しばし休ませて頂きました。永井夫妻(「イモマンガ」の、うえのようさん・右の
写真のワッペン、猫=うえのさん、ひょっとこ=「死後くん」こと、永井さん)の
二人展に行った店主たちの話を、あちこちで聞く。早く見にゆきたいなあ。   



坂本千明さんのカレンダーを手に入れました。こちらも、ハルカゼ舎の
カレンダーと同じく手を動かすのが好きな人が作ったんだなあ、という
のが、ひしひしと伝わってくるカレンダーです。12マスに折られた、 
広げると一枚のカレンダーが、小さな封筒に入っているのです。   



そうそう、芝生では私の切り文字カレンダーもお取り扱い頂いております。
11/20から、カレンダー展もございますので、是非おでかけくださいね。  
通販もしています。遠くの方はご利用ください。           



               \美味しいものは偉大なり/

開店時間を待って、太田尻家)へ。初めて一人で入った。カウンター席も、
初めて。月の絵のカレンダー(太田尻家製)と、近くにあった本の背表紙に兎を
発見。来年の私の誕生日は、満月なのだそうだ。大根はりはり、ホットワイン、
ごはんと味噌汁と新香のセットと、とりと玉ねぎの唐揚げ。いつぞや、(先述の
作家仲間・ポパイの巻末に漫画を描いている)死後くんも、お薦めメニューで 
名前をあげていた揚げ物。いつもは複数名で一皿たのむのだけれど、今日はほら
一人だから、独り占め!あるいみ夢の夕食でした。美味しいもので、少し元気に
なって、夜道を駅に向かい、コーヒーを買って電車に乗る。そんな日でした。 







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