2017/10/25

「退屈をあげる」新装版を買って、2回目の狩野派展へ






10/25:坂本千明さんの「退屈をあげる」の新装版の発売日。早速書店にて入手。
どーん、と表紙をこちらに向けた状態で陳列されてて、我が事のように嬉しい。
つい先日、奈良での個展も拝見してきたばかり。              



この本は、2013年に私家版(写真・左)として刊行されて、4版まで出ています。
5版と呼んでいいのか、出版社から刊行されて初日で、新装版も増刷決定とか!



ちなみに、坂本千明さんというと、カレンダーも
ものすごく手が込んでいて(折ったり、封筒も 
組み立てて、などなど)、いつも感嘆してしまう
のですが、私家版には昔の本のように、こういう
スタンプでナンバリングを入れた紙片が貼り付け
られています。職人気質というか、なんというか
惚れ惚れしちゃいます。           




手前が新装版なのですが、私家版と比較してみると、
あ、活字も違う、レイアウトが違う。と新鮮。   
新装版は名久井直子さんのデザイン!いいなー。  





ちなみに、坂本さんのこの絵は描いているのではなく
紙版画です。*写真は以前、個展に伺った時のもの。




退屈をあげる

是非是非、チェックです





本屋に寄って、地下鉄に乗って移動。
工事中?の現場の前を通りかかる。 
穴から光が漏れているのって、いい 
風景だなあ、とパチリ。なんだろう、
夜に見る、窓の光とかもそうかも。 




動物の絵を中心に描く絵描き仲間をお誘いして、
二度目の狩野派展 @ サントリー美術館へ。  
(最初に行った時の日記はこちら)。狩野派は  
画家集団だったらしいと日曜美術館で聞いた後に
見ると、人物像は、線が割とはっきりしていて、
動物(牛とか馬とか)はホワホワっと輪郭が  
ぼやかして描いてるね、これはなんか・・・  
(はっ!)どいかやさんの白黒の絵本の感じに  
通じるものがあるかもしれないっ!と、勝手に 
(しかし、美術館なので静か目に)盛り上がって
ました。観察すると、リスなんかもホワホワに 
(狩野派の方は)描いていて、あ、このホワホワは
「柔らかさ」を出すための表現なのかも!なるほど!
と、絵描き二人でガッテンして、「いや、じゃ、
馬は?牛は?」「あー…」と、面白かったです。


いたずらコヨーテキュウ
 
美術館を出てから、お茶飲み話、とても刺激になった。
自分の考えを言葉にして発するということは、ある程度
伝わるように工夫するので、考えがまとまったり、自分
で自分が言っていることに「私はそこを大事に思って 
いたんだな!」と気づいたりとか。惚れ惚れするような
キュレーターさんの話には背中を押されるようだった。
詳しい内容は、秘密ですけれども。絵描きというのは、
一人で画面に向かうもの。編集者やキュレーターなどの
伴走者がいることもあるけれど、割と孤独な作業。  
だから、こう、絵を描く二人、「話すって楽しいね!」
みたいな感じになってました。笑。         




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